島田島の古代蓮

古代蓮・古代米

島田島 古代ハス
 

平和のシンボルとしても知られる「大賀ハス」が
鳴門の島田島に咲いています。

古代のハスとして知られる「大賀ハス」の花を咲かせるため、県内の地域おこしボランティアの人たちが中心となり、平成26(2014)年にここ鳴門市瀬戸町大島田の水田に植えつけました。

この神秘の花を観賞いただくために、県の内外から多くの観光客の方に訪れていただきました。

当初、作付面積0.8ヘクタールの蓮畑は、2016年には1.8ヘクタールまで拡大し、初夏頃から一面にピンクの大輪の花を楽しんでいただけるようになります。

島田島では、この古代ハスの花を観賞するだけではなく「植え付け体験」「観蓮祭」「レンコン掘り(収穫体験)」など、様々なイベントを通して、一般の方も古代ハスに親しんでいただけます。

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また、徳島県内の各店で島田島産の蓮の実や蓮根を使った料理やスイーツ、そして加工食品を取り扱っています。

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古代蓮(大賀ハス)とは

大賀ハス(オオガハス、おおがはす)とは、1951年(昭和26年)、千葉県千葉市検見川にある東京大学検見川厚生農場(現・東京大学検見川総合運動場)の落合遺跡で発掘された、今から2000年以上前の古代のハスの実から発芽・開花したハス(古代ハス)のことです。

1947年(昭和22年)7月28日に作業員が採掘現場でたまたま1隻の丸木舟と6本の櫂を掘り出した。このことから慶應義塾大学による調査が始められ、その後東洋大学と日本考古学研究所が加わり1949年(昭和24年)にかけて共同で発掘調査が行われた。

植物学者でハスの権威者の大賀一郎氏が発掘品の中にハスの果托があることを知り、1951年(昭和26年)地元の小・中学生や一般市民などのボランティアの協力を得て地下約6mの泥炭層から計3粒のハスの実を発掘した。

大賀博士は、3粒のハスの実の発芽育成を、東京都府中市で試み内1粒は育ち、翌年の1952年(昭和27年)ピンク色の大輪の花を咲かせた。国内外に報道され、米国ライフ週刊版1952年11月3日号p60 に「世界最古の花・生命の復活」として掲載された。

世界最古の花は「大賀ハス」と命名された。また、大賀博士は、年代を明確にするため、ハスの実の上方層で発掘された丸木舟のカヤの木の破片をシカゴ大学原子核研究所へ送り年代測定を依頼。シカゴ大学のウィラード・リビーらによって放射性炭素年代測定が行われ、ハスの実は今から2000年前の弥生時代以前のものであると推定された。

大賀一郎の銅像が建てられている府中市郷土の森公園修景池には、この 2千年ハスが育てられており、鑑賞会が催されている。
この古代ハスは、1954年(昭和29年)6月8日に「検見川の大賀蓮」として千葉県の天然記念物に指定された。また1993年(平成5年)4月29日には千葉市の花として制定され、現在千葉公園(中央区)ハス池で6月下旬から7月に開花が見られる。日本各地は元より世界各国へ根分けされ、友好親善と平和のシンボルとしてその一端を担っている。

wikipediaより引用

島田島の古代米

島田島 古代米
 

「古代ハス」とともに島田島でよみがえる「古代米」。

「古代ハス」とともに島田島に「古代米」を平成26(2014)年にここ鳴門市瀬戸町大島田の水田に植えつけしました。

「古代ハス」の鑑賞だけでは継続して栽培育成や圃場の管理が出来ないということから、古代米を扱う県内企業の協力のもと、古代米の栽培を同時に実施し、地元特産品に発展できればと栽培を始めました。

当初、ハスのすぐ隣で作付面積0.1ヘクタールで実施したが、水量があり過ぎて発育が良くなかったのですが、2016年には場所を少し移動して0.3ヘクタール実施し、綺麗な美味しい黒米が収穫できました。

島田島では、この古代ハスの花を観賞するだけではなく「植え付け体験」「観蓮祭」「レンコン掘り(収穫体験)」など、様々なイベントを通して、一般の方も古代ハスや古代米に親しんでいただけます。

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また、徳島県内の各店で島田島産の古代米を使った料理やスイーツ、そして加工食品を取り扱っています。

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古代米(こだいまい)とは

古代米は有色素米の玄米で、黒米、赤米、緑米があり、品種によってさらに、もち種・うるち種に分かれます。(緑はもち種のみ)

●黒米はポリフェノールの一種であるアントシアニンを多く含み、慢性病患者、回復期の病人、虚弱体質者にとって滋養強壮作用を持ち、妊婦にも良く、さらには細胞の老化を防ぎ、視力増強や動脈硬化予防、発ガン抑制などといった抗酸化能を持っていると言われています。

●お赤飯のルーツとも言われる赤米にはタンニンが含まれており、発ガン抑制や血圧を低下させるなどの薬理効果を持っていることがわかっています。

●緑米は全国でも生産量が少ない貴重な品種のもち米で、クロロフィルという緑黄色野菜にも含まれている成分が多く、血液浄化や精神安定に効果があるとされています。

「古代米」とは、その昔、縄文・弥生時代より栽培されていた、といわれるいわば「古代の野生種の形質を残した稲の品種」が持っていた特色を色濃く残した稲のことだと考えられています。そのなかでも、「赤米」や「紫黒米(しこくまい)(黒米)」「香り米」という、玄米に色や香りを持った米は、品種改良の対象にもならず、現在でも日本や世界の一部の地域で栽培されています。「古代米」といっても稲なので栽培の基本は通常の白米の育て方と違いはありませんが、「古代米」は全体的に稲の草丈が長く倒れやすいので、肥料の調整が必要であり、密植を避けるなどの工夫が大事です。病害虫や気象障害に強いものから弱いものまでいろいろありますが、農薬が残留しやすい糠が持つ機能を生かした稲なので、低農薬で栽培する必要があります。安定した収量や品質を確保するためには、個々の品種ごとの特性を知ったうえで栽培しなければならない品種となります。

 蓮池住所:
徳島県鳴門市瀬戸町大島田5-1
徳島県瀬戸町中島田 島田小学校周辺
(鳴門北インターから車で約15分)
 蓮花の見頃期間:
6月中旬~8月上旬(天候等により変動します。)
6:00~10:30ごろ(早朝から午前中)
11:00ごろから花がすこしずつ閉じます。